荒尾のりこ Profire シンガー・ソングライター ヴォイストレーナー 東京都在住、長野県出身(父:沖縄 母:北海道)、双子座、A型。 メーザー・ヴォーカルハウス卒業。オールディーズを演奏する

from friends


”桜言葉”で繋がった仲間たちから寄せられたメッセージです。


■不安な夜。聴いては泣いて、励みにしていた「桜言葉」。
可愛らしい荒尾さんからは想像もつかないくらいの、繊細さと凛とした魂を感じる桜言葉。聴くひと、聴くひとのこころの深いところ、冷たくなっているところに、少しずつ光を灯してくれるような、ひとりじゃない、と力強くハグしてくれるような桜言葉。
何度でも何度でも胸をいっぱいにしてくれる、大切な曲です。ありがとう。
復興支援チーム「恵比寿トモダチ作戦」 石山晃子

■箏(こと)の演奏を続けながら、チャリティーライブなどに率先して参加していた頃に荒尾のりこさんと出会いました。色々な場所で荒尾さんの歌と共演してきた「桜言葉」。寒空に向かって裸の枝を伸ばしては、巡る春にはいつも溢れるばかりの花をつける桜のように。そんな桜から語られる言葉のように。そんな桜へ誓う言葉のように。「桜言葉」の誕生に立ち会い、今回の旅立ちにも立ち会えた事に感謝をこめて。多くの人に届くように。
箏奏者 いぶくろ聖志

■まもなく震災から3年をむかえます。
未だ私達は故郷から離れた場所で生活しています。
一緒に住んでいた家族や職場の同僚とも離ればなれとなり
以前の何気ない日常は二度と帰らぬ思い出となってしまいました。
周りは知らない町と知らない町の人
今すぐ故郷へ帰りたいと思っても帰れないもどかしさ
そんなとき、ふと沈んだ心に温かさを伝えてくれる「桜言葉」
背中を優しく押してくれるこの歌に心から「ありがとう」
また明日からがんばろう
福島県浪江町「マリンパークなみえ」 スタッフ一同

■ぼくは、「桜言葉」のジャケットとディスクの絵をかきました。ジャケットの絵の方は、いつまでも、たおれないで、そこで見守っている感じでかきました。そしてディスクの方は、えいえんのえだが重なり、おうえんしている感じでかきました。「桜言葉」は、たくさんの人の思いがつまった、とてもいい曲だと、ぼくが聴いていても思いました。ぼくは、この曲をうたっているお母さんのむすこです。お母さんは、すごくがんばってうたったと思います。この曲をかってくれたらうれしいです。
荒尾斗羽(10歳)

■2011年の12月に、まもなく来る1年後の3.11。その中で東北の私達に何が出来るのか話し合っていました。そんな中、ネット上で荒尾のりこさんと出会い、歌声を聴いた瞬間に「この曲しかない」「イベントで黙祷後に是非歌って欲しい」と私達の心とシンクロしてしまいました。彼女の「想い」と東北人の「想い」が繋がった瞬間です。またここから新たな繫がりが出来、関わる人みんなが笑顔で幸せになれますように、またその環が繫がり大きな和となることを願っています。
仙台「やよい桜プロジェクト」代表 松田信彦

■この歌を初めて震災直後に聞いたとき、東京に居る僕らの率直で複雑な気持ちがそのまま表現されていて、僕と妻と友人とで号泣しました。その後、僕ら「Sing!恵比寿」は、荒尾のりこさんと「桜言葉」を東京、仙台、遠いパリでも歌ってきました。未だに歌いながら涙が自然と出てきます。このCDがリリースされる事を切っ掛けに、1人でも多くの方に「桜言葉」とその想いが届けられ、そして、近い将来、この曲を1000人で歌える日が来ますように!と、願ってやみません。
NPO法人シブヤ大学 合唱プロジェクト「Sing!恵比寿」代表 上田晋

■荒尾のりこという人を思い浮かべると、いつも彼女は笑顔だ。ステージで弾けている時、合唱団に歌を教えている時、仲間とのご飯の時間……。でも、よく見ればその笑顔も色々だ。困ったことを笑い飛ばそうとしていたり、本当は大泣きしたいけどかわりに笑ってみた、という日もあったり。
 この歌は、そんなふうに人生の迷いや苦しみを、とりあえず笑うことで前に進んできた彼女だから作れたように思う。誰かの応援歌というより、そこには実は彼女自身の凛とした美しさと弱さが映し出されているように感じる。だからこそこの歌は、多くの人々の胸にすっと入っていくのだと思う。
ノンフィクション・ライター 川内有緒